バンダジェフスキー博士

 

「数十年後、日本人は、ほぼ絶滅するかもしれない」
そんなことを連想させるユーリ・バンダジェフスキー博士の発言が、波紋を広げています。

バンダジェフスキー博士は、内部被曝の世界的権威として知られます。3月19日に東京で院内講演会を行い、次のように語りました。

(日本の国や自治体は)自分たちで情報を隠しています。もしも、このような形で情報を隠し続ければ、あと数十年後に日本人という国民が、本当にわずかになってしまいます。

 

国や自治体が、本当のことを国民に知らせていない、というのです。
情報を出さない国や学者たちを、次のように非難しています。

汚染地域の地図がありますが、これをどうやって信用したらいいのかわかりません。ひじょうに大きな汚染です。高い汚染です。たぶん放射性核種は、人々の体内にもう入り込んでいるんじゃないでしょうか。でもそれを測っていませんよね。誰も。皆さんは、何でも知っていて何でもできるとそんな感じに思っているのではないでしょうか。

あと私は、日本のお医者さん、そしてまた学者の方でチェルノブイリを研究された方の研究成果を知っております。私がゴメリの医科大学で1994年に国際シンポジウムを開きました。そこにも来てくださいました。

その中で私たちが発表した「セシウムは心臓にひじょうに危険である」ということについても、日本の学者の方々は、深い理解を示しておりました。しかしながら、そういう経験があるにもかかわらず、その経験が生かされていない。それが理解できません。

このような形で何も見えない状態、そしてまた情報がない状態でどうやって人々の手助けができますでしょうか。何もできないと思います。

バンダジェフスキー博士によれば、子どもの場合、体内の放射性物質が、体重1キロあたり1030bq/kgで60%の子供の心電図に異常が出てしまうといいます。70100bq/kgで、突然死のリスクがあるというのです

一度立ち止まって博士の話に耳を傾け、これからの食生活を考えなくては、と思いました。

セシウムや放射線汚染地図など

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